いつもお読みいただいてありがとうございます。鳥取のお料理教室&ハーブの焼き菓子専門店『あきさんちのごはんとおやつ』です。
今日も、ハーブと旬の果物を使った焼き菓子のご紹介を。
『レモングラスと梨のタルト』
ハーブは、レモンのような香り、と例えられるものが多いです。
レモンバーム、レモンミント、レモンタイム、レモンマートル、レモンユーカリ、レモンバーベナ、そして、レモングラス。
つらつらっと挙げただけでも、このくらいはあります。 晩春から晩夏にかけてワサワサ育つコばかりです(笑)
暑い季節の私たちにこれらのハーブは、『熱抜き』の働きをしてくれます。
季節の身体に季節の恵み、ありがたいですね😊
さて、レモングラス。
長い笹状の葉が特徴ですが、香りは本当にレモンそのものです。
レモンと違うのは、酸味が全く無いことですね。
酸味がないので、多く生地に入れても、レモンの香りが増すだけですので、製菓材料として本当に優秀なんです。
そんなレモングラスに、梨を合わせた爽やかな焼き菓子。
みずみずしい甘さの梨は、とても美味しいのですが、菓子職人的には香りの個性がもう少し欲しいところ。
そこにレモングラスの香りが入ったこの焼き菓子。
ハーブは、ただ使えば『ハーブ菓子』になるわけではなく、ちゃんとそのハーブを使う『理由』があって使うものだと私は思っています。
一度お召し上がりいただきたい焼き菓子の一つです。
『カモミールとオレンジのマフィン』
大地の林檎ともいわれる、フルーティな香りが愛されるカモミール。
エルダーフラワーと並んで、果物との相性抜群なハーブです。
カモミールは6月頭くらいに収穫最盛期を迎える、黄色いかわいい花のハーブです。
カミツレの名前で、古くからのど飴の材料などで愛されてきたハーブでもありますね。
このカモミール、林檎はもちろんの事、いちごや柑橘類の果実ともよく合うんです。
オレンジの果肉を乗せたマフィンの、ほのかな酸味爽やかなお味に、ふわっと優しい、カモミールの香りが素敵な余韻になっています。
ハーブは、香りを補完してくれますので、普段のお菓子にバランスよく加えると、違った表情をプラスしてくれますよ。