いつもお読みいただいてありがとうございます。
メイン料理を選べる倉吉のお料理教室『あきさんちのごはんとおやつ』です。
今回は、薬膳の『五味』の最後の一つ、『鹹』かん、(塩味のこと)についてお書きいたしますね😊
鹹味(かんみ)、普段の暮らしの中ではほぼ馴染みがない言葉ですね(笑)
漢字だと難しい感じがしますが、分かりやすく言い換えると、
『海のミネラル分』
の事です。
塩辛さを感じる味、という感じですので、例えば『トウガラシ』や『ワサビ』などの辛味食材とはまた違うジャンル分けになります😊
このジャンルに入る主な食材は、
『海塩』『ワカメ』『昆布』『ヒジキ』『アサリ』『しじみ』『エビ』『小魚』などの海の幸、
あとは塩を使った調味料の『味噌』『醤油』もそうですね😊
この『鹹』ですが、
もちろん摂りすぎは塩分過多になるので、他の五味同様オススメできませんが、
適量であれば便秘解消にも役立ちます。
鹹の食材は、かたいものを柔らかくする作用があります。
固いお野菜も、塩漬けにすると柔らかくなりますよね😊?
あのイメージです。
便秘の時には、白湯に塩を適量溶かしたものを飲むと便通が改善されますよ😊🍀
また、コンブは甲状腺などにできたシコリに有効だとされていますが、これも鹹の作用によってしこりを柔らかくしてくれるからなんですね。
あと忘れてはいけないのが、やはり人間は塩熱性の生き物ですから、塩分は生きていく上でとても重要です。
ミネラル不足になるとめまいなどの体調不良が起きやすくなります。
例えば、熱中症予防に、水以外に塩をなめたりするのはとても大切なことです。
摂りすぎに注意しながら、美味しく塩を取り入れていきましょう😊
日本は島国で、昔から海の幸と深いご縁がありますから、鹹は本当に大切なんです。
体温調節にも影響しますから、塩は大切にしてくださいね😊
次回、『五味のまとめ』をお書きいたしますね、ありがとうございます。