いつもお読みいただいてありがとうございます。
倉吉の、メイン料理を選べるお料理教室『あきさんちのごはんとおやつ』です😊
今回も、前回に引き続いて薬膳のおはなしです。
薬膳の『五味』の中の、『辛』についておはなししますね😊
『辛』、字の通り、辛いものです(笑)
ただ、『辛い』の中にもいろいろ違いがありまして。
例えば『塩っ辛い』は、この『辛』のジャンルには入らないんです。
五味のジャンル分け的には、『鹹』になります。
あと、『辛』に入るものでいえば、
唐辛子、キンカン、シソ、ショウガ、ネギ、タマネギ、ニンニク、大根、ニラ、胡椒、サンショウ、ワサビなどですね。
キンカンやシソあたりは意外な感じもしますが、これらも『辛』の仲間です😊
あとの食材は、辛さはイメージしやすいですね☺️🌶️
さてそんな辛味は、どんな時に、どんな体質の人に、どんな効能があるのでしょうか🍀
辛味には、汗をかくことを促進する作用と、気や血の巡りを良くする作用があります。
代表的な辛い食べ物のトウガラシを使った料理を食べているときに、どんどん体が熱くなっていって、汗をかいたことがある経験はありませんか?
これはトウガラシの辛味の発汗作用で毛穴が開いて汗をかき、全身の気や血のめぐりがよくなって、体が温まったということになります。
トウガラシの摂りすぎはあまりよろしくはないですが、適量なら血行もよくなる貴重な食材ですね😊🌶️
また、風邪のひき初めには、ネギやショウガの料理を食べると
辛味の持つ作用で汗をかき、風邪を悪化させずに早いうちに治すことが期待できます。
寒気がした時に、『辛』の食材を思い出していただけたら、きっと役立つと思いますよ😊
『辛の食材』は、『血行』や『気』の巡りを良くして、体の中にたまった寒さや湿気を排泄して、体を温めたり、発汗を促して、
『苦の食材』とはまた少し違う形でデトックスを助けてもくれます。
ただ、摂りすぎには気をつけてくださいね😊
では次回は、『五味』の最後のひとつ、『鹹』についてお書きしますね😊