薬膳には、「陰と陽」という考え方があります。
みなさんは陰、陽と聞くとどう思われますか?
陽が良くて、陰が良くないイメージは、ほぼみなさん思われるんじゃないでしょうか😊
実際は、陰陽に良い悪いは全くないんです。で、人間には両方同じくらい必要な大切なものです。
陰陽どちらもバランスよくあるのが理想的で、偏ると身心に病がつきやすくなります。
偏らない、バランスよい状態を、薬膳では『中庸』ちゅうよう、と言います。
「陽」は、目立つもの、明るいこと、広がること、上、温めるものを表します。
「陰」は、人目に見えないもの、暗いもの、狭いこと、下、冷やすものを表します。
陰と陽の二つの要素が、自然や身体や、その変化をつくるという考え方です。
薬膳では、体の働きも陰陽で表現します。
例えば、体の「エネルギーや気」は陽。
物質的な栄養である「血液や体液」は陰とします。
この陰と陽が偏らずに、バランスがとれた状態が『中庸』または『健康』です。
この陰陽バランスですが、様々な理由で変わってしまいます😅
例えば、季節の暑さ寒さ、梅雨の湿度や冬場の乾燥、真夏の強乾燥。
周りの人間関係だったりも影響しますね☺️
そのようなときに偏りをほったらかすと病気になりやすくなりますので、季節の食材を使って偏ったバランスを整えていきます。
まぁでも実際は、暑い日に冷やし中華、寒い日に鍋料理。
こんなのでいいんです(笑)
ちなみに食材は、体を温めたりエネルギーを上げる食材は「陽」、体を冷やしたりエネルギーを鎮静化する食材は「陰」に分類されます。
例えば、エネルギーが過剰になって、体が熱くなったり、精神的にもがんばりすぎがやめられないときは、陰の食材を使って、多すぎる熱やエネルギーを抑えます。
逆に、冷え性や気持ちが落ち込んでしまったり、元気が沸いてこないときは、陽の食材を使って、体を温めてエネルギーをチャージします。
テンションや体温が高すぎてもアレですし、低すぎるのもアレというお話ですね(笑)
身体も心も、真ん中あたり。中庸くらいがちょうどいいんです(笑)
体温も36.6℃あたりがいいんです😊
長生きしますよ😉🌼
ちなみにいつかブログでもあげますけど、
『食材陰陽チェックリスト』
というものもあります。早見表ですね、便利ですよ(笑)
その早見表には、
☆極陽食材
☆陽食材
☆中庸食材
☆陰食材
☆極陰食材
の5段階にわけて食材の振り分けがしてあります。
自分自身の身心の状態や、その時の季節や気候を考慮しながらチェックリストをみて、今はどんな食材をとれば中庸になるのかを知る事ができます😊
教室のメニューを考えるときにも、今の季節はこれだしあれだな😗
とか、ぼんやりと考えてます(笑)