鳥取、倉吉のお料理教室『あきさんちのごはんとおやつ』です。
薬膳の視点からみた、季節ごとの身体に与えるリズムと、季節ごとの恵みのお話です。
今回は、『春夏秋冬の巡り』のまとめについてです。
『春夏秋冬の自然のリズムが、人の身体にも季節ごとのリズムをもたらす事』
そして
『リズムをもたらすだけでなく、そのリズムの波の中で健やかに生きていけるように、自然は人に対し様々な食べ物の恵みももたらし続けてくれている事』
『その恵みを少しだけ工夫して美味しく楽しみながらいただくこと😊』
薬膳はこういう事なんです。
わたしたちはリズムの波の中に暮らしています🍀
その波の中で、自分が今どんな身体、心の状態でいるかを何となく知ること。
乾いていれば潤いを
冷えていればぬくもりを
熱がこもれば熱ぬきを
力が入らなければエネルギーのある食べ物と、たくさんの睡眠を
薬膳は、『まいにち少しずつ』です。
薬、の漢字が入りますが、薬膳の考え方が生まれた時代の『薬』と、今のよくある『薬』は、そもそもの考え方が違います。
今の薬も、いい面はたくさんあります。現代薬のおかげで救われた命も数知れません。 急性や、いざという時には必要だと思っています。
ただ、そうでない時にもまず薬!には疑問を感じています。
『暮らし方、食べ方を変えずに、症状だけ抑えたい。。』
気持ちは分からなくもありませんが、いつまでも続かないと思うんです。
よほどじゃない不調の場合、優しく美味しい季節の食養生、睡眠でかなり改善されます。
暮らし方の変化の心のストレスも最初はあるかもしれません。
ですがきっと時間とともに『身体』と『心地』があなたに教えてくれます。
『あ、なんかいいな☺️🍀』と。
波には楽しくのって揺られた方がいいんです。 波がある中でずっと同じく留まるのは不自然で大変ですから。
海水浴で、波にグッと耐えて過ごすより、浮き輪でプカプカ揺られた方が楽しいですよね(笑) 揺れていいんです、そんなものなんです😊
現代医学の、『季節性疾患』という言葉に落ち込んで、自分の健やかに生きる力に自信をもてなくなり悩む人は多いです。
でも、そんな時には、
『揺らぎを否定せずに、揺らぎを楽しむ食材ももたらされてる事にも目を向けて、楽しむ』
薬膳が教えてくれる、この暮らし方を思い出して、日々の買い物や献立に少し違った風を入れてください。
そうすると、少しずつですが必ず景色はかわります。
きっと、あなたもそれを気に入ると思います😊
やり方、取り入れ方が分からないな、と思われる方は、どうぞ一度教室にいらしてください🍀
大丈夫です、簡単で美味しく健やかになれるんです。
だって、今でこそ『薬膳』という名前にジャンル分けされてしまってはいますが、本来の食生活は季節のものをいただくのが当たり前だったんですから😊
たくさんの食材が季節を問わず並ぶのが当たり前になったのは、本当に近年のことです。
それ以前まで、ずっとずっとずっと長〜く、わたし達の身心や暮らしを作り彩ってきてくれた、当たり前だった食生活。
それが『薬膳』なんです。難しくないから、当たり前だったんです。
数え切れないくらい何世代も前から、ずっとその食生活で繋がれてきた身体ですから、きっとあなたの身体も気に入ると思いますよ😊
お忙しい中に、3時間ほどお時間はありませんか?
お料理教室で、やさしいご飯を一緒にはじめませんか?