四季がもたらす身心のリズム『秋』

四季がもたらす身心のリズム『秋』

四季がもたらす身心のリズム『秋』

 鳥取、倉吉のお料理教室『あきさんちのごはんとおやつ』です。

薬膳の視点からみた、季節ごとの身体に与えるリズムと、季節ごとの恵みのお話です。
今回は、「秋の体」についてです。 

では、薬膳的に見た、秋の体の特徴はといいますと、

秋は身心も自然も、夏のハイな状態とうってかわり、だんだんと気分が落ちついてきます。
秋に、やたらテンション高い人はあまりイメージにないですしね(笑)

秋分のころ、だいたい9月下旬ですね。この頃くらいから「陽」が減り、逆に「陰」が増えていく時季に入ります。

陰が良くないって意味じゃないですよ😊 人間も含めた『自然』には、波が必要ですから😊🍀

夏レジャーのように外に発散するのと違い、
秋のエネルギーの向きは内向きになりますが、
穏やかに内面を磨いて楽しむ「芸術の秋」の時期にもなりますね。

陰の内向きなエネルギーは、勉強したり自分磨きをするのにピッタリなエネルギーでもあるんです😉 


あと薬膳では、『五臓』というものがあります。
主要な各内臓のことなんですが、この五臓それぞれに役割や性質、必要な栄養分があります。
詳しくはまた後日お書きしますが、秋でいえば「肺」を潤すのが良いと言われています。

これは、冬に向けて乾燥が強まるため、肺や喉の粘膜、大腸に優しい食材を摂ってバランスを調整する必要がありますよ。という事なんです😊

すごいですよね、土地土地の四季に合わせて、土地土地ごとに身体に必要な作物が旬を迎えるんですよ😊✨
わたしが、やたら『旬の野菜食べて!』っていうのはこのためです(笑)

 
さて、「秋の体」に適した食べ物を具体的に書きますと、

まずは「肺」を温めて、体を潤す食材からご紹介しますね😊
胃に優しい『ダイコン』や『レンコン』
茶碗蒸しにしたら美味しい『ユリ根』などがオススメですね。

飲み物では緊張からくるドキドキに効く「豆乳」や「牛乳」、果物では「ナシ」がおすすめですよ。

喉が枯れて痛くなってしまったときは『ハチミツ』が効きます。

そして、『サンマ』『イワシ』『山芋』『里芋』『さつまいも』『ぎんなん』『ゴマ』といった食材でエネルギーを補給して、冬の寒さを乗り切っていきましょう。

そのほかに、秋の果物なら「柿」や「ぶどう」は栄養素が多く、免疫力が高まりますよ。

四季ごとに、嬉しい恵みがいっぱいで幸せですね(笑)

では、冬へ続きましょうか😊🍀

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